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間違いのないピアノの選び方

 最近では中古ピアノの需要が多くなり、中古ピアノを扱うお店も増えてきました。しかし、調律師の目でみますと、再調整の不十分なリニューアルピアノが多く販売されているのもまた事実です。
 そこで、初めてピアノをお探しの方のために、欠陥住宅のようなピアノを購入されることのない様、調律師として日頃思っていることをまとめてみました。是非、参考にしてください。


まずお近くのピアノ店に足を運んでみて下さい。

 

御面倒でも、一店舗だけでなく、4〜5店舗足を運んで、そしてピアノ選びの「目」を養いましょう。


販売員が誠実かどうか見極めてください。

「ピアノ選びは人選び」という言葉があるくらいに大切なことです。


販売員にご自分の希望(予算、メーカー、色、デザイン等)使途をしっかり伝え、説明を良く聞き、どんどん質問しましょう。

 

しっかり御希望を伝えれば、あなたに合ったピアノが絞られてくるはずです。


そのピアノの機種(ヤマハならu1やu3など)と製造番号を聞き、必ずメモして下さい。

そこで何年位つかっているピアノか聞きましょう。 ・・・ポイント!!


販売員が 「5年〜6年です」 「10年位です」などと大雑把であいまいな答え方をしている店舗ではピアノを買ってはいけません!なぜなら年数をごまかそうとしているからです。年数をごまかそうとしている店舗は、年数だけでなく、内部の修理、調整と言ういわゆるリニューアルの内容もいい加減であると言い切る事が出来ます。 ハッキリと製造年度を答えてくれる店舗は、ひとまず信頼出来ると言って良いでしょう。


当社では製造年度を明確にお答えしております。なぜなら当社の調律師が責任をもって、一台一台丁寧に修理、調整しておりますので、自信をもっておすすめ出来る商品だからです。
もちろん納品後のアフターケアも調整を担当した調律師がお伺い致しますのでご安心下さい。


お望みのピアノが決まったら、そのピアノが調整済みなのか、未調整もしくは調整中なのか販売員に尋ねましょう。

未調整または調整中の場合は、調整が仕上がってから後日もう一度見に行くようにしましょう。また、その時には、タッチの重さや音色の好みを伝えておくと良いでしょう。

  ポイント
 

未調整または調整中にもかかわらず販売員に「納品後調律師が直しますから大丈夫です。」といわれたら、それは単に契約を急がせているだけですので、そのような販売員のいる店舗で購入するのは大変危険です。


調整済みのピアノの場合は、以下の点をじっくりと見て調整の良し悪しを判断しましょう。

 

ピアノの内部を確認する

 

正しく調整されたピアノの内部はとても美しいものです。上から覗き見ると、数百の部品たちがすべて等間隔で整然と並んでいるからです。
 一般の方が調整の細かな良し悪しを判断するのは、大変難しいことだと思います。しかし、次の事を確認する事である程度判断出来ます。

    ハンマーとハンマーの間隔がきれいに揃っているかどうか。
    ハンマーフェルトを綺麗に削り直ししてあるかどうか。
    ピアノ線にくっついているダンパーヘッドが等間隔に揃っているか。
    各部品が凸凹していないか。
    白鍵と白鍵の間隔が綺麗に揃っているか。
    黒鍵の左右の間隔が等しいか。


音を出して確認する

 

実際の音を出してみることも重要なポイントです。曲を弾く必要はありません。指一本でいいので低音から高音まで音を出してみて音がこもってないか、音色にバラツキがないか、うるさい音ではないか、またタッチは重いのか軽いのかを確認してください。
  同時に鍵盤にがたつきがないかを確認することも必要です。鍵盤の高さや深さにバラツキがあると音色も揃いませんし、心地よいタッチで弾くことも出来ません。
 最後に静かに耳を澄ましてペダルを一本づつゆっくりと下に付くまで踏み込んで、きしみや、雑音がないか確認しましょう。


外観の傷を確認する

 

まず目に付くのは外観です。傷は中古ピアノの価格に大きく影響します。購入しようとするピアノに傷がある場合は、値引きの対象になりますので思い切って、販売員に交渉しましょう。
 傷が気になる方は修復してもらえるのか、契約する前にしっかり確かめておくと良いでしょう。


調律師からのアドバイス

 メーカーや機種が全く同じであっても、調整の良し悪しでピアノの仕上がりに大きな違いが出ます。それは各店舗のピアノに対する愛情及び取り組む姿勢に違いがあるからです。
 ピアノ選びで最も大切な事は、各店舗のそのような違いをお客さまご自身が見極められる力をある程度身につける事です。
 そうすればおのずと「間違いのないピアノ」に出会えるはずです。


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